インビザラインファーストとは

 

 

こんにちは、いつも伊井歯科クリニックのブログを見ていただきありがとうございます。

装置が目立ちにくく、治療に伴う痛み・不快感が少ないマウスピース矯正は、これまで大人しか受けることができませんでした。そのため小児矯正では床矯正装置などを使用するのが標準的だったのですが、インビザラインファーストの登場によって環境は大きく変わりました。今回はそんな子どものマウスピース矯正である「インビザラインファースト」についてわかりやすく解説します。

 

▼歯の交換期に受けるマウスピース矯正

 インビザラインファーストは、透明なポリウレタン製のマウスピースを使って歯並びを整える矯正法ですが、治療対象となるのは発育期の子どもです。しかも6番目の奥歯と前歯が生えてきたくらいが適齢期となる矯正法なので、小児歯科・矯正歯科を受診する時期がとても重要になってきます。

 

▼お子さまへの心身への負担を最小限に

 インビザラインファーストで使用するマウスピースは、大人が受けるインビザラインとほぼ同じです。少し特別な設計が加えられていることもありますが、目立ちにくく、食事と歯磨きの際には取り外せる快適な装置です。そのため発育期のお子さまへの心身への負担も最小限に抑えられます。従来であれば、少し大型の装置である床矯正を使っていたケースもマウスピースでお手軽に治すことも可能なのです。

 

▼骨格的な異常には床矯正も必要

 出っ歯や受け口の原因が骨格的な異常に由来している場合は、インビザラインファーストで対応できないこともあります。そうしたケースでは標準的な床矯正を行うか、インビザラインファーストを併用するかなど、適切な対応策を考える必要があります。とにかくインビザラインファーストは万能な矯正装置ではないという点も知っておいてください。

 

▼まとめ

このように、インビザラインファーストを使えば小児期でもマウスピース矯正を行えます。矯正による心身への負担をできるだけ軽くしてあげたいという場合は、インビザラインファーストを検討してみてください。子どものマウスピース矯正について何か不安や疑問に思うことがあれば、お気軽に伊井歯科クリニックまでご相談ください。

 

医療法人博優会　伊井歯科クリニック 理事長　伊井博樹